番外編Ⅵ

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「―わっ 落ちっ…る、、!」 落ちるといっても膝より低い高さのソファー 絨毯も敷かれてある床。 頭を打って怪我をする心配はないのだが 反射的に巳耶はソファーを掴む 「っと…、、」 一ノ瀬も咄嗟に助けようとする ツルツルの革張りソファーのせいも有り 身体を掴んでも頭からゆっくり滑り落ちていった 短いゆったりしたカットソーの裾が()くれ、 巳耶はお腹を出し、頭が床について やっと止まった 「わぁっ、、」 一番見られたくないお腹っ…!慌ててお腹を隠そうと服を押さえた 「おまえ…嫌がるわりに、誘ってるのか それとも、まだ酔っ払ってんのか(笑)」 「わーんっ脚っ…下ろしてー、」 一ノ瀬の膝をついている身体が、巳耶の全身まで床に落ちるのを防ぎ、脚だけはソファーの上にある無様な格好 「スカート捲れないようにしてあげてるのに、」 片方の腕でがっちり太腿あたりを抱える 一ノ瀬。 ちょっと笑っている 「ウソだーっ面白がってる、離して…、」
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