番外編Ⅵ

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「離してほしかったら、俺の言う事を聞いてもらおう。」 上半身は床に着き、中腰になった一ノ瀬に両足を持ち上げられる格好になる巳耶 「は?」 「今度、縛りプレイな、」 「はぁ…?ゲームの?禁止プレイみたいなの?」 「違うわっ!(笑)拘束プレイ、手と脚 縛らせてもらう」 身動きがとれずにいる巳耶を楽しんで、 普通に喋っている。 自宅でもない場所で――。 しばらく巳耶は観念したように静かに受け答えをした 「え?この前、したいって言ってしたよね?」 「してねーだろっ(笑) 手、縛って目隠しした後、暴れて蟹挟みしやがって、」 「カニばさみ?店長に? 偶然そうなっ……た…」良く思い出せないが、 唯一自由に動かせる脚で抵抗していたら、 店長が倒れていたような ……マジで?「っぷ…」 想像して思わず笑ってしまった
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