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「なに笑ってんだよ、
パンツ見るぞ、くっ…おまえ、また、」
巳耶の脚を持ち替えようと手を緩めた瞬間、
巳耶は店長の体に力を加え押してやろうとした
「ちょっと…チカン!ヘンタイ!」
「…なーにやってんだ、あいつら」
「ノゾキ?」
カウンター横の大棚の影になっている
小さな小窓から尾上が見ていた、
少し後から、絢香もチラッと覗いてみる
「のぞきじゃねぇ、何やら深刻そうな顔して
“彼女と話す”つーから、
ちょっと心配になってだな、」
「深刻そう?楽しそうに見えるけど、」
「だなぁ、あんな笑顔…正直初めてだ、」
「ふーん、、そうね
私の見た笑顔も、作りモノみたいだった
良かったじゃないの、」
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