番外編Ⅵ

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「――なら若くて可愛い女の子雇ってよ、 俺 教えるから、」 男性を雇うのに反対して、思ってもない意見(?)を一ノ瀬は言ってやる 「はぁっ!?なっ…」 巳耶の殺気のこもった低い声に尾上がビビりつつ 「クセか強いお前に任せられるか、」 と却下した 「基本的な事を優しく教えてあげるのに、」 と、笑って話す一ノ瀬を巳耶は一度睨んだが 言いたいことを飲み込むと、そっぽを向いていた 絢香がまたコソッと小声で話す 「ヤキモチやかそうと思ったのに、逆に巳耶ちゃんが反撃食らってるわよ ほんっと可愛くない(ヤツ)!」 「好きな子には、意地悪したいってヤツか、」 「小学生?」 「反応みて面白がってるな、」 「くぅー…! (一ノ瀬くん)の慌てふためく姿見てやりたいっ」 尾上は二人のやり取りを微笑ましく見ていたが、絢香は悔しがり腹を立てた
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