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「じゃ、そろそろ出るか、」
ザバッと、躊躇なく湯船から立ち上がり
バスタブを跨いだ
巳耶は顔を背けた
そんな様子を見て思った
「里中さんって初めてじゃないよな?
何で、そんな恥ずかしがるの?」
「初めてじゃないですけど、
普通ですよ、店長堂々としすぎつ!」
「そうかな?
欲しくなるかとおもって、」
笑って一ノ瀬は洗面台からバスタオルを取って巳耶に渡した
「ならないです、
男の人の…怖くて、、」
バスタオルを身体に巻き付け
下を向いたまま喋った
「―えっ…」
「あっ、、その、
男の人は怖い訳じゃないんだけど、
何か、男のモノ…が、」
一ノ瀬もバスタオルを腰に巻き付け
しゃがみ、巳耶の顔をみた
「…今、怖くない?平気?」
コクンと大きく頷いた
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