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まさか…嫌な予感がした
俺と似た経験をしてるのか?
何があった…?
「俺…、怖かった?
怖いの我慢してた?」
心配して、それだけ聞いた
巳耶はフルフルと頭を振った
「気持ちよかった、」
一ノ瀬はホッとし
タオルで優しく頭や肩を拭いてあげた
「びっくりした…、」
「…店長ってホントわかんない人だよね、」
「俺?俺は単純だろ、」
「こんなに優しくしてくれるし」
「いつも優しいだろ、」
ふっと笑って、お腹にキスした
「今だけ優しい…、」
巳耶は気がついた
そうだ、私達彼氏彼女でもないんだ、
体だけの…、
そう思うと最後まですると、これで終わりなのか、と哀しくなった
「どうした?
嫌なの思い出しちゃった?」
「ううん、違う、大丈夫…、」
明るい顔を作ったが、一ノ瀬の優しい声に涙が出そうになった
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