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橋宮くんとはクラスが一緒になった事がないので、今まであまり接点がなかったのだが、図書委員になってからは良く話すようになった。
気が利くし、優しくて、落ち着いていて話しやすい。
あと、色素が薄くてあまり男の子っぽくないキレイな顔立ちをしている。
本を片付け終わった橋宮くんが、私の隣の席に腰掛ける。
「お疲れ様」
「たいした事ないから」
柔和な表情をした橋宮くんに、図書室の窓からの光が反射して眩しい。
「橋宮くんって、カラ-リングしてるの?」
薄茶色の髪の毛が金色のようにも見える。
「髪の毛?これは地毛だよ。入学当初は先生や先輩方に目をつけられて大変だったよ」
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