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「あと鍵を返したら終わりだよ。」
私達の会話を聞いていた橋宮くんが
「それじゃあ、鍵は俺が返しておくから白石さんは一緒に帰ってなよ」
「え…でも、悪いからちゃんと一緒に行くよ」
「気にしないで。待たせちゃ悪いしね」
「うん。…それじゃあ、橋宮くんどうもありがとう。また今度ね。」
「また、図書室でね。」
図書室と聞いて先程の『顔接近事件』を思い出し、勝手に顔が熱くなってきた。
平常心を保ちながら橋宮くんに軽く手を振り、昇降口を後にした。
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