オレの過ち

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そうだ! 女もきっとこの満月を観ているはずだ。 せめて、女に夜空から満月の力を借りて照らしてやりたかった。 オレは、車を停め 満月を手に取ると 女にそっとエールをおくることにした。 きっと、今頃ひとりだけで泣いているんじゃないか? 許してくれとは言わぬ。 でも幸せになってくれよ。 オレは、泣いていた。 オレは、満月になって キミを照らす光になる。 同じ空の下、幸せを 心から願っているよ。 end
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