高嶺の華の社長秘書

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「何をおっしゃってるんで、、?」 「祐二くん、結婚して。」 「お前、何言ってるんだ? 熱でもあるのか?」 「うん。 私、自分に魔法をかけたの。 祐二にプロポーズしようと思って。」 「珠実は俺の事好きなの?」 「うん、大好き。 ずっと好き。 一緒に生きていきたい。」 マジか? 夢でも見てるんじゃないか? 頬をつねってみたら痛かった。 「兄妹みたいな好きじゃなくて?」 「お兄さんとキスしたりしたいとは思わないわ。」 「、、、本当に?」 「疑り深い人ね。 祐二と結婚して、温かい家庭を作りたいわ。 協力してくれる?」 「分かった。 結婚しよう。 いや、違うな。 珠実、俺と結婚してくれ。 俺もお前を愛してる。」 「嬉しい。」 ひしっと抱き合う。 もう、ここが何処なのか関係なかった。 「ええっ~?! どういう事でしょうか? 何処までが演出なんでしょうか? 我が社のマドンナが! 結婚?嘘!本当?!」 司会者がわめき、会場からも離れろと、ブーイングがおきていたが、俺たちは何も聞こえていなかった。
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