高嶺の華の社長秘書

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美女と野獣とか噂されたが、俺たちは結婚を前提に付き合い始めた。 「赤滝先輩、マドンナを射止めちゃうなんて、凄いですね! で、そもそも、どういう関係だったんですか?」 「家が隣同士の幼馴染みだよ。」 「へえ? 同級生とか?」 「いや、俺がひとつ上だな。 珠実は俺の後を付いて歩いてたんだ。 置いてかれるとすぐ泣くから、仕方なく遊んでたんだよな。」 「ふうん、羨ましい。 そう言えば、あのステージでの魔法ってどうなってたんですかね?」 「ああ、あれはブラックライトだったそうだ。 専用の絵の具で骨の絵を描いて、ブラックライトで浮かび上がらせたんだとさ。」 「もしかして、仙川珠実嬢が描いたんですか?」 「まあな。 珠実はああ見えて、人体模型とか好きなんだよ。 小学校の時、理科室で骨格標本撫でていたぞ。」 「へ、へぇ~、、、」 引いてるな。 まあ、もう俺の嫁に決りだし、いいか。 「祐二、お待たせ。」 珠実が帰りの支度を終えて出てきた。 さあ、二人で帰ろうか。 このまま朝まで一緒に居たいって言ったらどんな反応をかえすかな? 俺の心を珠実で一杯にした魔法。 責任とってもらいましょうか、美しい魔女さん。 トリック オア トリート お菓子くれなきゃ悪戯しちゃうぞ☆
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