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「赤滝先輩!
さっき、社長秘書の仙川珠実嬢と一緒に歩いてませんでしたか?!」
「うん?
ああ、まあな。」
「うわ~!羨ましい!!
スッゲー美人ですよね!
ああ、僕もお近づきになりたいです!
お話ししたい!!
あんな事やこんな事したい!!」
「バカな事妄想してないで、仕事しろ。
俺は荷物運びをしただけだ。」
きっと、良い匂いするんだろうな~とか言いながら仕事に戻った。
匂い?
どんな匂いだったっけ?
俺の中の珠実は、いつまで経っても小学生の泣き虫珠実だった。
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