高嶺の華の社長秘書

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「うーん、フィットしすぎでモッチリ、モッコリですよ。 ちょっと卑猥なんで、マント脱がない方が無難ですね。」 後輩からそんな評価をいただいてしまった。 モッチリ、モッコリって、、、。 最近運動してないからな。 ちょっとスポーツジムでも通うかな? 「あ、コンテスト始まりましたよ! 我こそは、と思う者はステージに上がれって言ってます!! ぼ、僕、行こうかな? どう思います?先輩!」 「あー、好きにしろ。」 出たい奴だけ出れば良いんだ。 俺はここでマントにくるまっているさ。 「あー!仙川珠実嬢ですよ! 今日も美しいですね! 魔女の仮装ですかね? 僕も恋の魔法にかけられたいですよ!!」 「あー、ワカッタ、ワカッタ。」 適当に返事を返しておく。 「ちよ、ちよっと、先輩! 来ますよ、こっちきます!! ど、どうしよう!」 俺の腕をバンバン叩くのは止めてくれ。 痛いぞ。 「赤滝さん、今良いかしら?」 うん? 俺に用事なのか? 「何でしょう?」 「ステージで手伝って欲しい事があるの。」 「荷物運びですか? 良いですよ。」 そう言えば、社長の作ったジャックオーランタンが見当たらないな。 運んで来て欲しいのか?
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