彼が見せてくれた空

最後に見る空

　だが、妖精は産んでから体の成長はとてつもなく早い、知識などは大人の姿になってから知識を与えるのだ。
だが、まだ彼は子供のまま、ある儀式を終えてないからだ。
その話はまた別の機会に話そう。
　そんな彼の支えによっていかほど体が楽になったブルラは無理に笑みを浮かべてこう言った。
「ありがとう………ガヴァル……私を世界樹の頂上に連れてって………」
その言葉にガヴァルは全てを悟った。
(母上………)
「分かりました………皆さん！母上願いを叶えるの協力できませんか！？」
そう言うと他の妖精達は意気込みに呑まれ彼らを手伝うことにした。
妖精達はブルラをそれぞれで抱え、世界樹のの頂上に飛んでいこうとした。
皆の行動に驚きブルラは感動して涙を流そうとした。
「その涙は無事に着いてからにしてください！」
「ブルラ様はあの大役を成し遂げたのよ！」
「だから何でも手伝いますよ！」と手助けをしてくれる妖精達がそう言った。