必要不可欠

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日頃、宇宙の存在を感じていますか? 当たり前のように朝陽が昇り 夕陽がかわりに大地を照らし お月様が闇夜を耀かせていることに 感謝していますか? 私達人間は、大宇宙において ちっぽけなものでしかありません。 せいぜい生きて100年。 欲の塊です。 言語を能えられ、文明の利器を使いこなし地球上のどの動物より 恵まれています。 しかしながら、言語を間違え 利器の使用方法を誤るのが 哀しいかな、我ら人間というものなのです。 例えば、同じ赤い血を持ちながら 肌の色が違うからだとか 母国語が違うからだとか 思想、理論が違うからだとか といった排他的考えにとらわれてしまうのです。 他の動物は、生存そのものに 執着します。 なぜならば、次世代に種のバトンリレーをすることが彼らの宿命であるからです。 なので、言語を必要としません。 利口なのです。 伝える術を身につけているからに 他なりません。 人間が無用な争いにあけくれている間にも 季節は流れ、時は移ろい、 天候は変わります。 雨が嫌いだと言う人がいます。 たしかに濡れるのは気持ちのいいものではありません。 しかしながら、被害をもたらさない雨ならば 動植物にとっては恵みの雨。 街ごと、洗濯機。 濡れるのを厭うのは人間だけです。 いつまでも降り続く雨はありません。 必ず、お日様が私達人間を照らし あたためてくださるのです。 動植物は、誰に教わることもなく 天候を察知します。 天気予報をチェックするのは人間だけです。 おおよそ、肌感覚で天候を察知できたなら人間も利口になりましょう。
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