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一か月…二か月と過ぎていくうち自分の無力さを嫌と言う程思い知らされた。三か月目に入った頃ストレスは爆発寸前まで膨れ上がってしまい…来る日も来る日もアルコールに逃げるようになった。
「どうせ、俺みたいな人間は真行司の名前をとったら何にも残りゃしねえんだよ!」
と泥酔した挙句グラスやボトルを壁に投げ付けるようなことも数少なくはなかった。その度に彼女はただ黙って片付ける。泣きながらも…懸命に涙を僕には見せまいとしていたのは知っていた。
彼女はそんな僕の身体も心配だったが…それよりもこんなに駄目な人間になるまで追い詰めた自分を責め続けていた。
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