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「やあ、夜更かしとは悪い子だね」
「ひいじいちゃんに会えると思って」
ぼくはちょっとムッとしたが、ひいじいちゃんの格好を見た途端、吹き出してしまった。
「どうだ、これなら怖くないだろう?」
と、広げられた緑の水玉模様のカッパのような服にチョコンとかぶったヘンテコな帽子をぬいでテーブルに置いた。
「怖くないけど、変だよそれ」
「はは、変か、わりといい考えだと思ったんだが
」
と少し首を傾げて残念そうにしている。
それから、ぼくが持ってきたコップに手をかざすと淡い光が出たあとに熱々のお茶があらわれたので
ぼくはびっくりして飛び退いてしまった。
「何今の??ひいじいちゃん、魔法使えるの?」
「いい反応だ」
「飲んでいいの?」
「どうぞ」
ぼくは恐る恐るコップを近づけて飲んだ。
ちゃんと緑茶だったので、急いで飲み干すとコップをコンとテーブルに置いて身を乗り出した
「どうやってやったの?ねぇ教えてよ!」
「ふむ、チョイチョイとチョーイとな」
「何それ、わかんな~い」
ひいじいちゃんはまた今度なというと僕が足のすねを気にしてるのに気づいた。
「足、けがしたのか?」
「うん、掃除の時間に蹴ってくる意地悪な子がいるんだ」
「意地悪...?」
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