影送り

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気がついたら私は布団に寝せられていた。 頭を動かそうとするとズキズキと痛む。 そのまま布団の中で二日休んだ。 その間父は帰って来なかった。 二日ぶりに父が帰ってきたときに、私は家を出たいと言った。 もう就職するから、一人で生きてみたいと…。 父は、 「家を出るならもう帰って来るな」 と言った。 私は次の日、着替えだけを持って家を出た。 向かったのはユーヤの作業場。 ユーヤは二日連絡がなかった事を心配してくれた。 事の顛末(テンマツ)を話して、しばらく家に置いて欲しいとお願いした。 ユーヤは快く受け入れてくれた。
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