北町夜話
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宗右衛門はその場にへたり込んだ。 「
骸
(
むくろ
)
は――ないのか」 「へぇ、ありません――」 ――と、
云
(
い
)
い
乍
(
なが
)
ら、小物は黒々とした
眼
(
まなこ
)
をくるりと向けた。 宗右衛門は
慄然
(
りつぜん
)
とした。 小物の
双眸
(
そうぼう
)
には、
恋
(
こい
)
焦
(
こ
)
がれた死のいろがあったのだ。 「そ――そなたは――」 その時、
行灯
(
あんどん
)
のあかりが――ふ、と消えた。 了
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