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七日を飾る花
アヤカシ、妖怪、化生に物の怪。それらは人の世に現れるお化けの類。
映画にドラマ、小説に漫画、伝承や噂話……彼等はあらゆる物語に現れては、私達を怖がらせたり楽しませたりする。
ならば私のこの日々も、いつか物語の一部に組み込まれる日が来るのだろうか。
これからお話するのは、とある茶房で過ごした日々。
一見すると小さな二階建ての日本家屋。けれど東には人の世に繋がる橋を持ち、西にはアヤカシの世に繋がる橋を持つという、一風変わったお店。
その名を『茶房 幻橋庵』という。
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