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木々の下で
パシャリとシャッター音が鳴り響く。
「私が写真を撮るところを撮ったのですか。」
「うん、僕が思ったことは間違ってないみたいだ。」
「どう思ってたのですか。」
「それは、僕の好きな人と僕の好きなこの景色、一緒に取ればとても綺麗なはずだということだよ。」
少女は赤くなりながら
「それは告白ですか、先輩。」
少年は少女に近づき手を差し出す。
「これから先、僕のアルバムの中に君との写真を飾っていきたいのですが、いかがですか。」
少女はその手を取り
「喜んで。」
二人は手を取り合った。
「雪音さん、愛しています。」
「私もですよ。先輩。」
二人は真っ赤になりながら見つめ合い次第に二人の影は近づき、そしてその影は一つになった。
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