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あとがき
たまたま目にした妄想コンテスト「そして空を見上げた」用に、パッと思い付きで書き上げました。
現在ラブコメ執筆中の為、いい気分転換ができました(*^^*)
いやぁーホラーってやっぱりいいですね。笑
映画はもっぱらホラーばかり見ている私。
人の業を嘲笑うかのような、皮肉たっぷりな感じの作品が大好きです。
捻くれているんでしょうか? 笑
この作品の主人公が本当の意味で井戸の中に落としたモノとは、醜く歪んでしまった病んだ心、だったのだと私は思います。
この作品に出てくる登場人物の多くは、その人物の醜くさや弱さ、愚かさを表現しました。
父親、周りの大人達、いじめっ子はもちろんの事、母親でさえも……
主人公にとっては悪の種だったのです。
そして、自らも悪へと染まってしまった主人公。
最後のシーンで出てくる頭上に広がる空で抽象的に表現しましたが、それは主人公は勿論の事、『人間』に対して表現したものです。
きちんと問題に向き合えない弱さも、やはり愚かな行為なのです。
ですが、人とはとても弱い生き物です。
だからこそ人間らしくて儚く尊いと、私は思っています。
そんな人々の、弱い心を喰らう悪魔の井戸。
目に見えるアイテムとして井戸をモチーフにしましたが、私がこの作品で伝えたかった事は不思議な井戸の存在などではなく、『人の愚かで醜いーー弱さ』だったのです。
あなたが何かに挫けそうになった時……。
問題にぶち当たった時……。
人の悪意に触れた時……。
よからぬ考えが一瞬浮かんだ時……。
それは、簡単に問題を解決してくれるアイテムとして、いつの間にかあなたの目の前に存在しているかもしれません。
ですが、今一度じっくりと考えてみて下さい。
その選択が愚かな行為だった場合……いつの日か必ず、思わぬ形で返ってくるのです……。
それは時に己へではなく、自分以上に大切な、もっとも愛している者へと返ってきてしまうかもしれません。
全ては因果応報。
それでもいいと思えるのならいいでしょう。
でも、もしも違うのなら……。
悪意に負けて堕ちるのではなく、悪意など気にせずに幸せになる事だけを考える。
それが最高で最良の選択であり仕返しだと……私はそう思うのです。
また機会があったらホラーやミステリーにチャレンジしたいと思います*\(^o^)/*
最後までお読み頂きありがとうございました\( 'ω')/
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