第二の術

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第二の術

「起きろ」   何者かが、矢車の体を揺さぶる。いったい誰だろう? 部屋の鍵はかけたはずだ。この部屋の鍵を持つ者は、矢車以外にいない。矢車はゆっくりと目を開ける。そこにいたのは……   「俺だ」   自称“天の道を行く男”天道総司だった。しかし、何でここにいる?   「元の体に戻りたいのだろう?」   当然だ。だが、どうしようも無い。 いや、それより先に、何故お前がここにいるかを答えろ。  
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