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宝石
君は宝石をもって生まれてきた
それは神様から与えられるたった一つの宝石
一度失ったら二度と戻らないたった一つの宝石
君はそんなことも知らないで
道端に落ちている石ころのように
おもちゃ屋で売っているがらくたのように
それをがめつい宝石商に売り渡してしまった
僕はその宝石がどんなに価値のある物か知ってたから
それを命がけで守りたかったんだ
でも君にとってはそんな宝石よりも
明日着ていく服や化粧品の方が大事だった
そして今日も君はそんな僕に
心無い言葉を浴びせかける
ああ君は
自分の事も人の事も大事にできないんだね
僕はそれを知ったから
君のそばに居たくなくなったんだ
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