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性的ではないキスを、貪るように煽っていく。お互いの舌を擦り合わせ、角度を何回も変え、蓮の両手がジェイの頬を包んだ。
キスを深めながら靴を脱ぎ、ソファの前にジェイを立たせ蓮は座った。あの時と同じ。ワイシャツを袖だけ引き抜かなかったあの官能的な夜。
Tシャツをめくり上げ胸を片手で弄りながらベルトを外しズボンと下着を一気に下ろす。ジェイは蓮の肩に両手を置き体を預けている。ゆるゆると勃ち上がっているモノに手を添えながら舌を絡めていった。
天井を仰いでジェイの呼吸が早くなる。声を出したくない……そう思うのにどうしても小さく漏れてしまう喘ぎ声。
「ジェイ、声が聞きたい」
そう言うと深く口の中にジェイを咥えた。
あ……っあっぁはぅ……
唾液が流れ出る 口を閉じられない。腰が蠢き震えた。口を離した蓮がジェイの腰を掴んだ。されるままに蓮を跨いでとろとろと垂れる雫で後ろを解されていく。蓮の肩に甘い声と吐息がかかった。
体を支えられゆっくりと下りていく。じわりと熱いものが当てられ、さらに腰を沈めていった。
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