第1章 妹の一週間の決意

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第1章 妹の一週間の決意

「ねぇねぇお兄ちゃ~ん? コーラとってくんなーい?」 僕と妹の瑠愛は訳あってひとつ屋根の下で2人で暮らしている。 はっきり言って、僕の妹はお姫様だ… いや、お姫様気分といった方がいいだろうか。 「はいはい、わかりましたよ…」 こんな事を言ってしまう僕も、 お人好しで馬鹿なのかもしれない… 「サンキュー!ゴクゴク うんめー!夏はやはりコーラなのだ!アッハッハッハッハッ!」 キンキンに冷えたコーラ…いーなぁー じゃなくて! 「なにのんきにすごい体制でゲームしてんだよ…お前それでも女子かよ…」 「まぁいーじゃないの、ここ家だし、 私だけのパーフェクトワールドなのだからっ!」 ※訂正 お姫様→厨二病 「ふざけんな、ここリビング、みんなの共同スペース!!!」 「お兄ちゃんはつれないなぁ~ せっかく私のパーフェクトワールドの一部を分けてあげてるって言うのにぃ~」 ぐぬぬ~!!! 誰のおかげで飯食えてんだ、 誰のおかげでゲーム買ってやってんだ、 誰のおかげでこんな暑い部屋をエヤコン無しで過ごしてるとおもってんだぁー!!!! 「はぁ…そろそろゲームやめて、勉強でもしたらどうだ?来週期末だろー?」     
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