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「大丈夫ですお兄ちゃん!私は成績優秀!運動神経抜群!そしてこのパーフェクトボディ!まさに、完璧中の完璧人間にべんきょーと言う意味わからん言語を言いつけるのですか?!」
「ふざけんな、毎回テスト赤点ギリギリ!
ハードルひとつとんだことないだろ?!
オ、マ、ケ、に…
ポテチとコーラでぶくぶく太ってる人間が!パーフェクトボディとか言ってんじゃねぇー!!!!!!」
あ、鳥が数匹、木から飛んだ気がする…
あれ、瑠愛なんか泣いてない?!
「ひっ…ひどい…ひどいよぉ!お兄ちゃん!
私のパーフェクトボディにそんなこと言うなんてぇ…泣」
心配した僕が馬鹿だった、
とてつもなく情けない…泣
もう俺が泣きたい…
「いや、泣いても可愛くないし、
実際のことだし、僕は真実を言っただけだ」
そう、真実を言っただけ…そう、真実…
「もういい!そんなに言うなら!
勉強してやる!運動してやる!やーせーてーやーるぅ!!!絶対にギャフンとお兄ちゃんをいわせてやるんだからぁー!」
ここまで瑠愛が本気になったのはゲームが新登場した時にピックカメラで先陣切って並んだとか、マイナス5度のコーラが自販機で発売されるとかなんとかで、隣の県まで1人で買いに行った以来だっ!
「わかった、じゃあテストで5教科の合計350点以上!ハードルの50メートルで8秒以内!
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