水焔

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水焔

彷徨い歩く 果て無き砂漠に緑成す水辺 微かな希望 見付けた月夜を不意に思い出す 繋がれてた鎖は切れ自由に 飛び立てても行き先など何処にも…… 闇に生きた焔を纏って刃と成る 涙も枯れ叫ぶ声も無くただ嘲笑った 君に出会う前には…… 砂上に浮かぶ 幻を見ても惑ったりせずに 君の瞳は 一粒の水と天を見詰めてる 解き放たれ心のまま自由に 生きる場所は君と過ごす此処だよ 誰かのため自分がいるなら嬉しくなる 砂嵐も払い踏み越えて辿り着こう 此処から立ち上がるんだ 探していた慰めの水が光映す 隣に在る微笑みがいつも星のように 導いてくれるよ 君のために生きよう
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