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時間は流れ、時は昼時。
「ウィリアム俺、そろそろ帰らなきゃ妹や幼馴染が心配するからさ。」
俺は立ち上がり変える準備をする。
「そうか……じゃあ最後にいいか?」
「ああ、構わないよ」
俺はウィリアムの方に向き直るとウィリアムの次の言葉を待った。
「なんで、バルデラ伯爵だった?他でもよかっただろう?」
「ああ、それは…あいつらのせいで俺の仕事が増えていたようなもんだからな」
俺は髪の毛を金に染めながら言い放ち結界を消して、踵を返した。
「お前らしいよ」
そんな声はカイトに届くことなく空の彼方へと消えていった。
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