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「エレナ遅れたけどさ、誕生日おめでとう。」
「兄さん、これは何?」
「ああ、これはアイテムボックスっていう魔道具だ」
俺はポーチ型のアイテムボックス(容量に限りあり)をエレナの前に置き、これの説明を軽くする。
「そしてこれ、実は俺の手作りだったりする」
「えっ、兄さんのか…これ絶対に規格外だよね」
エレナが助けを求めるようにリリアを見たが彼女は悟った。
“こいつら仲良く規格外だわ”
エレナはリリアから目をそらし、俺に向き直る。
「でも私のためにありがとう、兄さん!」
「気にするなよ。それにいつも部屋が片付かないって困ってたろ?有効に使ってくれると嬉しい」
微笑ましい光景だが実はこのポーチは国宝級に性能の素晴らしい魔道具だったりした。
まだ、エレナは知る由もないが。
「エレナ、私からもプレゼントよ。カイトに危険物渡すって聞いたから、私特製のストラップを作ったわ」
「わあ!可愛い!ありがとうリリア姉さん!」
またまた微笑ましい光景だがこのストラップはこれまた国宝級の付与が付いていたりする。
まだ、エレナは知る由もないが。
「本当にありがとう!二人とも大好き!」
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