愛のカタチ

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「頭痛い・・・・ヤバい・・・・。」 「二日酔い?学校なのに あんまり平日たくさん飲んだらダメだよ。」 「ほんとだね。 切り替えないとだ。」 朝 頭痛に苦しみながらヤマトは出かけて行った。 昨日話たかったけど 珍しい。 スマホが鳴った。 「あれ・・・忘れて行ったの。 何してんのかな。」 駆け寄ってスマホを見ると 遠山真理子と表示されていた。 遠山・・・・・ 事務の女の人だ。 こんな朝に・・・・何の用だろう。 一度切れたら またすぐにかかってきた。 急用だったら スマホ忘れた事言わないと・・・・・ あまりにしつこいから電話に出た。 「昨日はずいぶん 酔ってたけど大丈夫? 時計 時計忘れていったから・・・・ 上靴の中に入れておくわ。 あ・・・地下鉄来た。 じゃ学校でね。」 一方的にしゃべって電話が切れた。 昨日一緒にいたんだ。 で 時計を忘れた・・・・・。 何で?時計を外すことあったの? 堂々と渡せばいいのに どうして上靴なの? 頭の中がグルグルしてきた。 何なの?腹立つ あんなに べろべろに酔わせて・・・・・ ヤマトだって あんなになるまで飲んだんだよ。 心の中がモヤモヤし続けた嫌な一日になってしまった。 突然の 遠山真理子 これって嫉妬だよね。 何も手につかないんだけど・・・・・!!
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