駄目な私を助けてください！！

部屋に入ると、中は係長らしい無駄のないスッキリした部屋。

私はどこに身を置いていいかわからずに入り口に立ち尽くす。

「ソファに座れよ」

何となく遠慮してソファの下に座る。

「何でそこに座る？」

「何となく。」

「何か飲むか？」

「いいんですか？」

「酒以外な。」

「いぢわる……｡」

係長はちょっと考えて、

「一本だけだぞ。」

そう言うとビールを一本出してくれた。

係長もビールをあける。

「係長、乾杯しましょ。カ・ン・パ・イ」

係長が面倒くさそうにビールを持った手を上げる。

「カンパーイ！」