駄目な私を助けてください!!

240/298
前へ
/298ページ
次へ
けだるい朝。 まだ起きたくないけど、仕方なく瞼を開ける。 「まだ火曜日なんだけどな……。」 つぶやいた私の隣から。 「ごめん。 悪かった。 だけど……愛してる。」 寝てると思っていた係長がそう言った。 「ズルい。」 「ん?」 「そんな言い方されたら怒れない。」 私は自分から係長の胸に頭を潜り込ませた。 優しく私の頭を撫でながら係長は、 「愛してる。」 そう、もう一度つぶやいた。
/298ページ

最初のコメントを投稿しよう!

355人が本棚に入れています
本棚に追加