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「たかさーん。
先に入りますよー。」
係長の部屋に一緒に住むようになって、私達は一緒にお風呂に入っている。
だけど私はやっぱり恥ずかしいので、私が先に入って体を洗って乳白色の湯舟に浸かった頃に係長に来てもらうようにしている。
最初に係長から一緒にお風呂に入ろうと言われた時は『エッチ!!』って思ったけど、広めの湯舟に向かい合って座ると、係長は意外にもオイタをしてくる事はあまりなく、色々な話が自然とできて結構楽しいことがわかった。
係長に目を逸してもらって私が先にお風呂を出る。
体を拭いて着替えに手を伸ばすと、私が用意した着替えの上に係長が買ってくれた黒いレースの下着が置いてある。
体をバスタオルで隠してお風呂のドアを少しだけ開けて覗くと、係長がこちらを見た。
いたずらをした子供を叱るような顔で、
「たーかーさーん!」
と言うと、係長はやはりいたずらが見つかってしまった子供みたいな表情で、
「ダメ?」
と聞いてくる。
濡れた綺麗な顔でバランスのとれた体の胸から上だけを出して、おねだりするようにそんな事を言われて『ダメ』と言える人なんているだろうか?
そんな表情を見られただけで私は嬉しくて、
「もう。
しょうがないな……。」
そう言うと、係長はそのままお風呂から出てくる。
「ちょっっ。」
私に喋るスキを与えずに係長はキスしてきた。
なんかちょっと犬っぽい。
長い長いキスをして唇を離すと、
「ヤバイ。
今シたい。」
そう言って係長は私をお風呂場へ引っ張った。
「えっ?
下着は?」
「それはお風呂から出てから。」
そう言って私を洗場のバスマットに押し倒してまたキスをする。
なんか係長がしっぽを勢いよく振った犬に見えて可愛く思ってしまった。
体に巻いたバスタオルをひらくと水気をとった体をあっさり露出されてしまう。
係長の指が私の体の上を優しく撫でる。
それだけで私は羞恥心よりこれから訪れるであろう快楽への期待で係長に身体をあずけた。
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