神の家に巣くうモノ

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 両目を見開いたまま、ルジェールは激しく頷く。血走った異様な様子は、尋常ではなかった。 「いい子だね。じゃあ、少しだけご褒美」 「んぅぅぅぅ! ふぅぅぅぅ!」  根元から先端までを握り込み、パクパクと口を開ける鈴口に指を潜りこませるボリスの手淫に、ルジェールは狂ったように体を暴れさせ、尿なのか先走りなのかもわからないものをまき散らしている。  一瞬目があらぬ方向にひっくり返る様子に、真っ当な人間は「ひぃぃ!」と恐怖の声を上げた。 「じゃあ、森のどのあたり? お喋りしてくれるなら、猿ぐつわ取ってあげる。聞いてる、ルジェール?」  だらしなく弛緩した体は、ピクピクと痙攣を繰り返し「ヒューヒュー」という呼吸をするばかりで完全に気を失った。  ボリスは諦めたのかベッドから離れ、今度は柱に近づく。  柱には後手に縛られ丸太に両足首を固定されて股間を晒すマルコフが、既に墜ちた顔をしている。その股座にあるものは堂々と天を向いているが、鈴口からは何か異物が顔を見せていた。 「さて、続きの質問は君にしようね、マルコフ。上手にお喋りができたら、イカせてあげる。できる?」     
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