329人が本棚に入れています
本棚に追加
「はひぃぃぃ! あぁぁぁぁぁ!!」
随分慣らされたのだろう鈴口が、再びズブズブとプラグを飲み込んでいく。それを上下に抜き差しするたび、よくわからない汁が飛び散って床を汚した。
「……クラウル様の責め苦を思いだした」
「なに!!」
あまりの惨状に呟いたラウルの言葉を聞き逃せなかったゼロスが、途端に青い顔をする。おそらくこれを昨晩からみせられていたのだろう。みるみる震えだしている。
「何回か、見学したんだけどね……僕には才能ないし。苦痛に負けない相手に、使うんだよね、この手……」
「それは、いや、だけどこれは!」
「あぁ、大丈夫だよ! クラウル様、ゼロスの事溺愛してるんだからこんな壊すような事しないよ絶対! 安心して!」
「……安心要素が」
まぁ、これを受け続けたら人格がおかしくなるだろうな。ボリスもそれでいいと思ってやっているんだから。
「もう、ボリス活き活きしちゃってさ。おかげで寝られなかったよ」
「余裕だな、レイバン」
伸びをして近づいてくるレイバンはまだ平気そうだ。そして意外にもチェスターがまだ生きていた。
最初のコメントを投稿しよう!