神の家に巣くうモノ

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「はひぃぃぃ! あぁぁぁぁぁ!!」  随分慣らされたのだろう鈴口が、再びズブズブとプラグを飲み込んでいく。それを上下に抜き差しするたび、よくわからない汁が飛び散って床を汚した。 「……クラウル様の責め苦を思いだした」 「なに!!」  あまりの惨状に呟いたラウルの言葉を聞き逃せなかったゼロスが、途端に青い顔をする。おそらくこれを昨晩からみせられていたのだろう。みるみる震えだしている。 「何回か、見学したんだけどね……僕には才能ないし。苦痛に負けない相手に、使うんだよね、この手……」 「それは、いや、だけどこれは!」 「あぁ、大丈夫だよ! クラウル様、ゼロスの事溺愛してるんだからこんな壊すような事しないよ絶対! 安心して!」 「……安心要素が」  まぁ、これを受け続けたら人格がおかしくなるだろうな。ボリスもそれでいいと思ってやっているんだから。 「もう、ボリス活き活きしちゃってさ。おかげで寝られなかったよ」 「余裕だな、レイバン」  伸びをして近づいてくるレイバンはまだ平気そうだ。そして意外にもチェスターがまだ生きていた。     
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