秘め事

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秘め事

初の登校を終え自宅に帰宅する。 皆には内緒にしていなくちゃいけない事いくつかある。 まず私の家は、神の柄神社の横に20坪くらい程あるだろう土地に黒い屋根瓦の屋敷で代々伝わる蔵を3つ保有している場所に住んでいる。 次に、私は神の使いとして神の柄神社の巫女をしていて、世間一般で言う霊を浄化させる修行をしている。 母上は、神の血を継ぐ子孫、父上は、人間である。 私は、特殊な家庭に産まれた。 帰宅すると私の相棒でもあり、親愛しているタマモが嬉しそうに満面の笑みで飼い犬が懐くように出迎えてくれる。タマモは、目の色は右目が赤・左目が青で全身白いメス妖狐である。 『ただいま帰りました』 『姫ぇっ!お待ちしておりました!』 嬉しそうにウルウルした瞳で尻尾を振るタマモをよしよしと、頭を優しく撫でる。 『姫!今日は、初の登校どうでしたか?』 『とても楽しかったよ』 『お怪我はないですか?』 『大丈夫』 しばらくの間、他愛もない会話が続けていると、宮司の勤めを終えた父上が帰宅する。 『ただいま』 『父上おかえりなさい』 『ご主人様おかえりなさいませ』 『今日は、学校大丈夫だったかい?』 『うんっ!皆良い人そうで、これから楽しみ』 『そうか、安心したよ』 『父上と母上の娘だもん。何だって頑張るよ』 父上は、嬉しそうに私の頭を優しく撫でる。 『父上、私もう高校生だよ』 『ごめん、ごめん、つい可愛くてね』 『もう』 不適切されたように、頬を膨らませ鳥のように口を尖らせる。 『音羽は、母上似ていて芯の強さは人一倍だからね、頑張るんだよ』 『ありがとうございます!父上!』 『さっ!姫!修行のお時間です』 『行ってらっしゃい』 『うんっ!行ってきます』 自室に行き机に鞄を置き制服から巫女の衣装に着替えると、修行の間に向かう。
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