マッチ売りの少女(ナルサッハ)

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 翌日、雪の降り積もった町に一人の青年が生き倒れているのを人々が見つけた。  薄汚れた白髪、雪のように白い肌、薄すぎる服を着ただけの青年を町の人々は憐れんで見下ろした。 「可哀想に、新年に行き倒れなんて」  一人の紳士がそう言って、体に降り積もった雪を払ってやった。 「それにしても、良い夢を見ながら亡くなったのかね? とても幸せそうな顔で亡くなっているよ」  倒れたナルサッハの顔は、安らかで幸せそうな笑顔のままだった。 END
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