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「怖かったら無理しなくていいぞ。薬草とか作ってギルドに納品すれば、もう少し上積みできるし。兎の皮とかも売れるし」
「あぁ、いや。でもそんなの微々たるものじゃん? 家なしで、職なしなんだからもらえるお金はもらわないと生きていけないよ」
レイバンだって楽がしたい。できれば温かい暖炉の前でゴロゴロ寝ていたいのだ。その未来の為に、今頑張って仕事をしておかなければ。
「大丈夫だって、ランバート」
「……そっか」
よしよしと頭を撫でる手が嬉しい。甘えて喉を鳴らしたレイバンは、明日も頑張ろうと思えたのだった。
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