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人魚は同性であっても子を宿せる。その確率は異性カップルよりも劣るが、不可能ではない。アルブレヒトが飲ませた秘薬は同性の人魚を強制的に発情させ、子を宿しやすくするためのものだ。
「濡れてきましたか」
「あっ……あんぅ!」
アルブレヒトの指が腹にある秘部に薄く触れる。そこはしっとりと濡れて、簡単に受け入れる事が出来るくらいだ。
指を二本差し入れられ、軽く混ぜられるだけでキュンキュンと疼く。頭の中まで痺れさせるような快楽に、ナルサッハは涙を浮かべた。
「柔らかい。ナル」
「あっ、んぅ、ふっ、そこ……だめぇ……」
クニクニと中を探られ、僅かに硬い部分を押されると控えめな雄が顔を覗かせる。受け入れる場合これは必要ないが、刺激されれば当然のように姿を現す。ツルンとしたそれは薬の影響で姿をみせても柔らかく、小ぶりだ。
「気持ちいいのですね」
「ふぅ……だってっ」
「嬉しいですよ、ナル。私の可愛い人」
指の動きが少し深く激しくなり、もう片方の手が僅かに見える昂ぶりを撫でる。背がしなるような刺激に嬌声が上がって、ビクビクと震えた。
見ればアルブレヒトも興奮している。普段は隠れている昂ぶりがしっかりと姿を現し、ヌラヌラと照り光って見える。頬も僅かに紅潮し、瞳には雄の鋭さがある。
孕まされたい。
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