人魚姫(アルブレヒト×ナルサッハ)7

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 強い瞳を見ていると、それを意識させられる。誰とも番うつもりのなかった体が初めて求めている。それを証拠に、アルブレヒトの指先がナルサッハの奥へと当たった。 「んぅぅ! ふっ、くうぅ!」 「当たりましたね。ナル、いいですね?」  卑怯者、嫌だと言っても許さないのに。  ナルサッハの腕がアルブレヒトの背にまわり、しっかりとホールドする。これが、了承の合図だ。 「くっ、んぅぅ! はっ、あぁ!」  ズブリと中へと入り込んだアルブレヒトは、とても熱くなっていた。 「んっ」  挿入の瞬間、アルブレヒトからも切なく甘い声が漏れる。それに、また愛しさが溢れてきた。 「痛くありませんか?」 「きもち、いぃ」  息も絶え絶えで伝えると、嬉しそうな顔をされる。そしてそのまま、グプンと奥まで貫き通された。  嬌声と共に中が切なく締まっていく。物欲しそうにアルブレヒトを締めつけ、絞るように蠢いている。受け入れるべき場所が、僅かに口を開けたような気がした。 「可愛い人。私が欲しくて、抱きしめている」 「我が、君……アルっ」 「いいですね、その呼び方。抱き合う時はそれで呼んでください」 「アルぅ!」  体が痺れる。頭が真っ白になっていく。幸せが心も埋めて、ふわふわ浮いたように気持ちがいい。 「孕みなさい、ナル。そして私の妃に。私は貴方を逃がさない」  雄の目がギラギラと光り、強く奥を暴き口をこじ開けた。     
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