長靴をはいた猫(ジェイク×レイバン)1

7/7
前へ
/158ページ
次へ
 あまり興味がないから、本当にどうでもよかったりする。  レイバンは少し考えて、ふと思いついたらしく手を打った。 「カラバ侯爵なんてどう?」 「どうしてカラバ?」 「バカラで一山当てて侯爵になった成り上がり」 「それ、嫌だな」  肩をすくめるランバートだったが、好きにさせた。  こうして長靴を履いた猫と、粉引き屋の息子ランバート、改めカラバ侯爵が誕生したのだった。
/158ページ

最初のコメントを投稿しよう!

318人が本棚に入れています
本棚に追加