回想~霧雨のラジオ

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相変わらずの霧雨トークにちょっとおかしくなりクスッと笑った。 思ってることを紙に書くか…やってみようかな。 ノートを引っ張り出し、シャーペンを動かしひたすら書いた。一気に書いてペンを置く。グチャグチャに書きすぎて笑った後、無意識に遮断していた音が耳に届く。 『…っというわけで皆様の歌詞を募集して、4人でこれだ!って思う物を歌にしようと思います』 『何度もチャレンジOKッス。気軽にチャレンジ!』 『俺のハートに響く歌詞待ってる』 『僕も、楽しみにしてる』 『いい物が出来たら、霧雨ラジオ番組のメールに送ってください。よろしく』 歌詞…歌に…無理、めちゃ恥ずかしい! その日はそう思って辞めたが、日々の日常生活に耐えられなくなり、気分とノリで歌詞を送ってしまった。 数日後、『貴方の歌詞が選ばれました!おめでとうございます。つきましては色々ご相談したい事がございますので空いている日にちを教えてください。霧雨一同』っとメールがきた。 マジか…でフリーズ約5分、恐る恐る返信するとちゃんと帰ってきました。はい、マジでした。 それから霧雨と会って打ち合わせしたり、なぜか霧雨メンバーに気に入られ遊びに連れ回されたり、ランキング1位になったからと、おめでとう会という名の飲み会に連れ回されたり忙しかった。 めちゃ疲れた。でもそのお蔭で日常が楽しいと思えるようになり、いつの間にかストレスも不眠症もなくなっていた。霧雨の皆に感謝。そして嬉しいことに今でも交流は続いている。
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