わたしとムロくん、そして一生の後悔

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そういうことが何回かあった 3年になりもう進路を決めないといけない時期に なった かねてからムロくんは東京の大学に進学するコースに入っていた わたしも東京の短大に進学することしていた なのに、突然、 「おれさ、おまえと結婚したいから先に就職してお金を貯めようと思う」 「だからおまえも就職してさ・・」 「えっ?お母さん何て言ってるの?」 「母親は泣いてた」 「わたしも進学するからムロくんも進学してよ」 「実はもう進学コースをやめて、他に入りたかった奴に譲ったんだ」 「え?」 ムロくんはそのまま本当にバイト先に就職してしまった わたしは進学した その後も交際は続いたけどムロくんの会社は土日休みでは無かったのでわたしがなるべく授業を取らないで早めに戻れるようにカリキュラムを組んだ 会っても遅れて来たり、少し寝させてということで車の助手席で起きるまで待っていたりするようになった 本当は寂しくて、助手席で泣いてたけど悟られないようにしていた 働いているんだから疲れてるんだ 起きてよ!つまんない! なんて言ったら嫌われるちゃう と、信じて何も言わなかった 時は過ぎて 友人のお母さんがムロくんと同じ職場にいたらしく その友人から     
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