わたしとムロくん、そして一生の後悔

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わたしとムロくん、そして一生の後悔

数学の先生のノブちゃんが入ってくるなり 「おい、ムロ、おまえもてるんだなー。今さ、1年の授業に行ったら先生これから3年3組の授業ですよね。行ったらムロさんによろしく言って下さい。なんていわれたんだょ。おまえ、オレを差し置いて生意気なんだよ」 と、笑いながら授業が始まった。 ムロくんは学年一、モテる バンドを組んでリードギターをやってるし部活は吹奏楽部でトランペットを吹く トランペットのケースを持って歩く姿はカッコいいことこの上ない バレンタインデーなんて学年を超えて女子が殺到するから大変! 女子が、教室にきて、「すみませーん」なんて言われて 「おれ..?」と思って行くと「これ、ムロさんに渡してください」という被害に遭う男子多数 そんなムロくんとわたしが付き合うようになったのは 卒業間近になった頃、みんなサイン帳を友達に渡して何か書いてもらうのが流行った わたしもみんなに書いてもらった 最後にムロくんに渡して何かしら書いてもらおうと・・ そして、返してもらって何気なく趣味のところをみていたら・・ ギター、トランペット、車の雑誌などの間にわたしの名前が書いてあったの はっ?なに? どーいうこと?     
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