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ある一点にその指が触れたとき、藤吾郎のものから透明な液が噴き出した。
緋色はどこか意地悪い恍惚とした笑みを浮かべた。
「ここだね」
「はっ、ぁ゛ッ!はぅ、あ゛ッ、だ、だめだ、緋色ッ!」
「なんでえ、そんなにびくびくしてんのに。ここが堪らんのだろ?」
何度もそこをこりこりと弄られ藤吾郎の体は跳ね上がった。
それを見て緋色が旦那の方が魚みてえだよとからかった。
やがて、緋色が熱を孕んだ瞳で指を勢いよく引き抜いた。
「ん、あ゛っ!」
「もういいだろう?旦那があんまりにもそそるもんでよ、己も抑えられねえや」
「はぁ゛っ…ぁ、緋色…」
緋色は再び首を上げた肉棒を藤吾郎の内腿に擦り付けた。
そうして息も絶え絶えな藤吾郎に言った。
「自分の指で開いて見せておくれ」
「…っ…」
「頼むよ、見てえんだ」
藤吾郎は少し戸惑ったが、やがておずおずと自分の菊蕾に指を当てた。
真っ赤に染まった顔で閉じたそこを二本の指で開く。
赤く熟れた柘榴のようになった中が緋色の面前に晒された。
「色っぺえなあ…」
緋色はそれだけを呟いて藤吾郎の腰を引き寄せた。
荒々しいなんて言葉では言い表せないほどに緋色のものは力強く藤吾郎の中に突き立てられた。
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