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ファンがいっぱい居ること、マジマジと見つめられて、すごく納得。
この人、顔、綺麗すぎ。カッコ良すぎる。
見上げられて、そんなこと思ってしまう。
「マネジャー、スコアつけてたろ。いいよ、こいつ見てるから戻って」
「え。 あ、うん。分かった!」
何となくお邪魔な気がするけれど、でも離れるタイミングが見つけられず、ただ何もすることなくそばに居ただけなので、瑛斗くんの提案にすぐに乗る。二人から離れて、試合をしてるコートの方に向けて歩き出す。数歩進んだところで。
「……つーか、具合悪いお前置いて、オレがバスケなんかすると思ってンの?」
背後に、瑛斗くんのそんな声が、聞こえてきた。
彰くんの返事は聞こえない。
彰くんは、なんて言ったんだろう。
もうなんか。正直なところ。
毎日少しずつ進む、恋愛映画を見てるみたいで。
なんだか、ドキドキが止まらない。
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