第1話 夢か?真か?病人ですけど?

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看護師さんが水を持って来てくれる、うがい補助してくれたのは最初の数回だけ。 「自分で起きてうがいしてください」 (昨日、お腹縫ったばかりだよ!もう腹筋!?) (スパルタ〜) 心の中で泣く、後ですごく感謝するだろうと思った、ほんとにそうなる。 鼻のチューブを外してもらった、点滴側、右向きになり手すりを持ち、ゆっくり体を起こす。 翌日、歩く練習。両脚に巻いていた電気マッサージだけ外す、白いタイツはそのまま。午前中、まともに歩けない! 午後は何とか歩けた、点滴台が杖代わり。 深夜、うがいのため洗面所へ30分ごとに行く。とにかく、喉渇く。 部屋では眼鏡掛けたまま寝ている、家と勝手が違うから、ベッドから落ちたら危ない。 うとうとしていたら、また話声が聞こえた。 (……また白い靄、夢? ……あ、星空。 知らない星空だ……) 「先生、来てくれるかしら?」 「召喚術に間違いなければね」 「ねぇ、前に何処に繋がったよね? あの人が先生なんてことない?」 「私と目が会った人? そうね、1度会ってみたいわね」 「また、何処かに繋がったよ? 誰か来た!!」
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