異世界召喚、病人ですけど？

第1話 夢か？真か？病人ですけど？

今日も朝から気温が高いらしい、7月半ばだものね。持参したタブレットで地デジの情報番組やニュース番組、バラエティー見たり、アニメアプリやネットTVでアニメ見たりして過ごしている。今日も体温は37．5度、術後は体温上がり下がりするらしいけど、高い日が多い。
医療用の白いタイツ履いたままリハビリ室でリハビリの先生のマッサージを受ける。

リハビリは午前と午後の2回、私を担当する先生は同じ年の男性と若い20代の女性。
食事も始まった、最初は重湯とペースト状のおかず、三分粥、五分粥、と慣らしていく。
味薄いけど味噌汁とコーンスープが嬉しい。

食事は柔らかい物を少量づつ、食事と食事の間に間食用の栄養補給ゼリーや飲料、饅頭やどら焼きの時もある。

毎朝、若い女医さんが挨拶に来てくれる。入院中に他の癌患者さんや看護師さんといろいろ話した。癌患者さんは70代から上の人が多い。

縫った所のガーゼとテープを剥がすと溝落ちからへそまで約40センチくらい生々しい縫い目、老廃物を出すチューブも外し医療用ホッチキス、これが痛いだけど外す時は痛くなかった。