10月31日

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「そう!私が呼んだの。 お兄ちゃんは名前なんていうの?」 「オレ様をお兄ちゃんと呼ぶな!」 いきなり大声をあげる悪魔に、少女はビックリしました 「う・・・うぅ・・・ごめん、なさい」 怒らせてしまったのでは?と不安になった少女は、怖さのあまり泣き出してしまいました 「なっ・・・。もうお兄ちゃんでいい!」 さすがに目の前で泣かれると、どう慰めていいかわからない悪魔は少女が泣き止むようにと、そう言いました 「じゃあ、お兄ちゃん!」 さっきまで泣いていたにも関わらず、悪魔の発言に満足したのか、女の子はニコッと愛らしい笑顔を見せました  とても可愛らしい笑顔に見ているこちらまで癒されてしまいます 「それで、オレ様に何のようだ?」   「私のお願い、聞いてほしいの」 真剣な眼差しで、悪魔を見つめる女の子 「願い?言ってみろ」 「私を魔法ちゅかいにしてほしいの!」 「それって、魔法使いのことか?」 「うん! そう、それ!」 「なんで魔法使いになりたいんだ?」 悪魔は女の子に素朴な疑問をぶつけることにしました
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